「美しき華」inル・テアトル銀座⑨~「桃源郷」から「彗星伝説」へ~ by工藤ちはる
曲が変わり、黒い影が覆いかぶさるように黒装束の男優陣が登場します。そこに、黒い衣装に大きな緑のマントをひるがえしながら、座長が現れました。迫力のある大きな動きに包まれたまま、友貴くんと女優陣が消えて行き、やがて黒い軍団も去っていきます。
背景が白い布で覆われ雪原のような趣に一転すると、もの悲しいメロディが流れてきました。「アランフェス」です。白い着物を着た二代目が、悲しげな表情で登場しました。愛する者を失ったのでしょうか、切ない表情で肩を震わせながら涙をこらえている姿に、観客の涙が誘われました。
曲が変わり、座長が登場します。男女優陣との群舞をはさみ、座長ひとりが舞台に残り、演歌でしっとりと舞いました。
二代目は、淡く大きめの配色のグラデーションに、黒いポニーテール。やはり、ティアラのような髪飾りを付けていました。榊を手にした男女優陣と共に、流れる星を思わせるような、息の合った「ウィズインアトラクション」の群舞が繰り広げられました。二代目の扇子を巧みに使った技が光ります。
(つづく)